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アレルギー性鼻炎の下鼻甲介手術、長期転帰は良好

長期転帰および安全性をメタ解析で検証した結果が11月17日、「JAMA Otolaryngology–Head & Neck Surgery」オンラインに掲載された。

アレルギー性鼻炎の下鼻甲介手術は効果的な治療法であるが、長期転帰は未だ不明な点が多い。今回は、下鼻甲介手術単独治療を1年超追跡し、査読付き雑誌で発表された研究を対象にメタ解析を実施。MEDLINE、Embase、Cochrane Library、ClinicalTrials.govを2021年4月まで検索して3962件の論文を特定し、そのうちの18件(患者総数1411人)を解析対象とした。主要評価項目は、鼻の自覚症状および客観的パラメータによる術後長期転帰とした。

術前との比較の結果、鼻閉塞、鼻漏、くしゃみ、かゆみ、鼻腔抵抗の各症状スコアの有意な低下、鼻の総容積の有意な増加が認められた。合併症の発生率に有意差は認められなかった。術後1年超で、鼻閉塞、鼻漏、くしゃみの改善は維持されていた。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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