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米P&G、ヘアケアブランドMiele Organics買収

米プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は、11日、ヘアケアブランド Mielle Organicsを買収したと発表した。買収額など詳細については明らかにされていない。

Mielle Organicsは、2014年にデュオ・モニーク氏とメルビ・ロドリゲス夫妻によって設立された。黒人女性向けにより健康的な成分を取り入れることに重点を置いたヘアケア製品を開発。現在は、テクスチャード ヘアケア製品のほか、ヘアアクセサリー、スキンケア製品の開発へとビジネスを広げることに成功。大手化粧品小売チェーンUlta Beauty、Sally Beautyのほか大手ドラッグストアチェーンCVS、Rite Aid、Walgreensなどに販売網を拡大している。

Mielle Organicsは、引き続き共同創設者によって経営を継続されP&Gビューティー部門の独立した子会社として運営される。

Mielle Organicsは、黒人と褐色人種のコミュニティにおける教育と経済的機会を促進するための支援団体Mielle Caresを設立しており、今回の買収で両社それぞれ Mielle Cares に1,000 万ドルを寄付した。この資金は、My Black is Beautiful や Widen the Screen などのプラットフォームを通じて、ジェンダーと人種の平等を推進する取り組みに投資される。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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