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ニキビ跡へのレーザーとマイクロニードル治療を比較

ニキビ跡に対するフラクショナル CO2 レーザーとマイクロニードル高周波による治療を比較した試験報告が3月19日、「Lasers in Surgery & Medicine」オンラインに掲載された。

中等度から重度のニキビ跡がある15人の患者を対象に、アブレーションフラクショナル CO2 レーザーまたはマイクロニードル ラジオ波による無作為化試験を実施。評価は、フォローアップ1か月および3か月時の肌テクスチャーの臨床的改善(スケール:0~10)の盲検評価、局所皮膚反応(LSR)、Visual Analogue Scale(VAS)による痛み、皮膚の健全性、水分損失量、および患者の満足度などとした。

その結果、3か月のフォローアップ後、アブレーションフラクショナル CO2 レーザーまたはマイクロニードル ラジオ波による1回の治療のどちらも中央値1ポイントの肌の質感改善が得られ、最大の改善効果は3ポイントだった。2~4日後の紅斑および皮膚の健全性の喪失は、マイクロニードル ラジオ波と比較して、アブレーションフラクショナル CO2 レーザーでより強かった。患者評価では、マイクロニードル ラジオ波がアブレーションフラクショナル CO2 レーザーよりも有意に痛みが強いと報告された。10段階評価での満足度は両治療とも中央値6で、概ね満足していると結論された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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