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セフォラ、米国とカナダの600店舗で持続可能な容器回収プログラム開始

化粧品小売地チェーンのSephora(セフォラ)は、21日、パッケージ廃棄物を削減を目指す非営利団体Pact Collective と提携して、空き容器回収プログラム Beauty (Re)Purposed を開始すると発表した。2023年5月に米国とカナダの 600 を超える店舗を対象にプログラムを展開し、消費者にとってより親しみやすく、アクセスしやすい材料廃棄物のリサイクルを活発化する。

全プラスチックのほぼ 80% が埋め立て地または汚染物として廃棄されており、毎年 800 万トンのプラスチックが海に流れ込んでいると報告されている。美容業界とウェルネス業界では、毎年 1,200 億個のパッケージが生成されているが、そのほとんどは、街頭リサイクル プログラムでは受け入れられていないという現状がある。今回の消費者を巻き込む新しいプログラムは、人々と地球に対するセフォラの長年にわたる取り組みの一環として、環境保全への次のステップと位置づけしている。

埋め立て地や海に捨てられるパッケージの量を減らすために、Beauty (Re)Purposed は、ブランドに関係なく、消費者が空の美容パッケージをセフォラの小売店に持ち込んで、美容製品に第二の人生を与えることを可能にする。 提携団体Pact は収集された材料をパートナーに販売し、カーペット、パレット、アスファルト、新しいパッケージ、またはエネルギーなど、別のものに変換される。Beauty (Re)Purposed を利用するために消費者に準備してもらうステップは次の通り。

Beauty (Re)Purposedの仕組み
きれいにする:自宅で、パッケージがきれいで、袋から出され、液体や製品がないことを確認する。

持ち込む: 米国またはカナダのセフォラ店に持ち込んで、Pact のコレクション ガイドラインを満たしている空容器を専用のコレクション ビンに投函する。 参加場所はwww.pactcollective.org/locationsより検索ができる。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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