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インドでは固定石鹸がクレンジング市場で9割と君臨

グローバル市場調査会社ミンテルは、インドのクレンジング市場では、固形石鹸が市場の9割を独占しているという調査結果をこのほどリリースした。液体のボディ ウォッシュは高価格でインドの消費者にとっては障壁になっている結果も浮かび上がった。

ミンテルGlobal New Products Database (GNPD) のデータによると、2021年12月から2022年11月の間に新たに発売された固形石鹸の90% 以上が 0.12~5.11米ドルの範囲で価格設定されていた。 一方、シャワー製品の31%は、5.12~10.11米ドルの高い価格帯で販売されていた。インドの消費者の63%がシャワー製品は高すぎると思っているという。

ミンテルの調査によると、インドの石鹸、バス、シャワーのカテゴリは、 2026年までに5.1%の年間成長率で成長すると予測されており、 固形石鹸は依然としてこのカテゴリーの過半数のシェアを占めると予測されている。

ミンテル・インドのシニア ビューティー & パーソナル ケア アナリストである Tanya Rajani 氏は、インドのクレンジング市場について次のように述べている。「私たちの調査によると、インドの女性は強力なクレンジング能力 (60%) とエキサイティングなテクスチャー (43%) を重視し、男性は気分を高める性質 (43%) に惹かれている。 石鹸、バス、シャワーのブランドは、消費者に新しいシャワー体験を提供し、市場の競争が激化するにつれて、製品に付加価値を与えるために、香り、質感、強化された有効性を革新する必要があります。」

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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