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イソトレチノイン治療中ニキビ患者の検査プロトコルを検討

経口イソトレチノイン治療中のニキビ患者に対する最適な検査プロトコルを検討した研究結果が4月16日、「World journal of clinical cases」オンラインに掲載された。

尋常性ざ瘡(ニキビ)治療に広く処方されるイソトレチノインは、副作用を監視するために血液検査が定期的に行われる。しかし、最適な検査スケジュールは未だに議論されている。今回の研究では、イソトレチノイン服用中のニキビ患者の監視検査とスケジュールを評価し、最も効率的な検査プロトコルを決定することを目的とした。

その結果、アスパルト酸アミノトランスフェラーゼ(AST)、アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)、およびトリグリセリド(TG)レベルは、全処方期間および投与量の変数をすべて考慮した場合、5か月目と6か月目の間で有意に変化した。高密度リポタンパク質(HDL)レベルは、5か月目と6か月目の間で有意に変化した。低密度リポタンパク質(LDL)および総コレステロールレベルは、1か月目と2か月目の間で有意に変化した。これらの結果から、AST、ALT、およびTGレベルは、5~6か月に1回の検査が推奨された。また、LDLおよび総コレステロールレベルは、最初の1~2か月に検査することが推奨された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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