世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

脱毛治療への天然化合物を検討

抜け毛の治療に使用される天然化合物の研究が5月5日、「Current Pharmaceutical Design」オンラインに掲載された。

脱毛または脱毛症は、世界人口の最大2%に影響を与える一般的な皮膚疾患である。多くの場合、男性型または女性型の脱毛症などの遺伝的要因によって引き起こされることが多いが、さまざまな環境要因、バランスの取れていない食事、または慢性疾患によっても発生する可能性がある。脱毛は生命を脅かすものではないが、重大な不安、うつ病、その他の心理的問題を引き起こし、最終的に個人の生活の質に影響を与える可能性がある。今回の研究では、Scopus、PubMed、Google Scholar などの複数のデータベースを検索し、「脱毛症」「脱毛症」「脱毛症の自然療法」「脱毛症の薬草療法」などのさまざまな検索語で網羅的に検索し、関連する科学記事を抽出、検討した。

その結果、多くの薬用植物と天然化合物は、抗炎症作用と抗酸化作用があり、外用すると局所代謝を改善する能力があるため、抜け毛を減らす可能性が示された。既存の文献によると、Urtica dioica、Humulus lupulus、Serenoa repens、Vitis vinifera、Pygeum africanum、Cucurbita pepo などの植物に由来するハーブ抽出物および製剤、ならびにそれぞれのハーブ化合物、微量栄養素、蜂製品、およびケラチンが直接的または間接的に脱毛を減らすのに効果的なことが示された。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP