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シャネル2022年度の収益172億ドル記録、ビューティー部門は旅行小売業が回復

仏高級ファッションハウスのシャネルは、5月25日、2022年12月31日に終了した年度の財務結果を発表した。すべての製品ラインにわたる顧客の強い需要に後押しされ、収益は 172 億ドルで、為替変動の影響を除いた比較ベースで 2021 年と比較して 17% 増加した。 営業利益は前年度比5.8% 増加の 57 億 7,600 万ドルを記録した。

2022年度は、すべてのカテゴリーで 二桁の成長を達成し、すべての市場で 2019 年を上回る売上高を記録した。特定の地域では新型コロナウイルス感染症のパンデミックによる制限が続いているにもかかわらず、地元の顧客からの需要の増加で好業績を残した。

フレグランスとビューティー部門は、旅行小売業の着実な回復と地元顧客からの持続的な需要の恩恵を受けた。2022年度の初めに、環境に配慮したパッケージと最大 97% の天然由来成分を含む環境に配慮したアプローチに基づいた新世代の美容製品である N°1 DE シャネルを発売した。 この年に発売された他のメイクアップ製品には、ROUGE ALLURE L’EXTRAIT やガブリエル シャネルのツイード作品からインスピレーションを得た LES 4 OMBRES TWEED が含まれる。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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