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アメリカでは化粧品の動物実験は増加の傾向か

化粧品、パーソナルケア、家庭用品の原材料加工また製造のどの過程においても動物実験が行われていないことを証明する「Leaping Bunny Program」を運営する化粧品消費者情報連合( CCIC )は、1月27日に米国の化粧品およびパーソナルケアに関する法律の「Safe Cosmetics and Personal Care Products Act of 2013 (SCPCPA)」に対し、深刻な懸念を表明した。

最近公刊された研究では、1150万匹以上もの動物が実験に使用されており、近年の世界的な動物実験の減少傾向に逆行するもの。また各メーカーはこれらの実験に1.7~90億ドルの費用を投じているという。「動物実験を減らそうという世界的な流れの中で、化粧品の動物実験が増加していることに驚いた」と、CCICに掲載された記事の共同著者であるJean Knight氏は述べている。CCICでは、この法律は間違ったアプローチであり、消費者への安全性を確保しながら、化粧品やその構成成分をテストするために動物の使用を禁止する欧州連合(EU) 、イスラエル、インドなどの法律と同調すべきと考えている。

CCICは米国やカナダの動物保護団体によって1996年につくられた動物実験に反対する団体。CCICの実施する「Leaping Bunny Program」は動物実験を行っていない化粧品やパーソナルケア製品に付けられる米国認証マーク。CCICのサイトでは認証を取得した企業のリストが掲載されている。また、2014年に新しく認証を受けた企業としては、Alaska Glacial Mud Co.、FíOR Mineral Cosmetics、Naturallyの3社が掲載されている。

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