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米シカゴよりハラル認証ネイルカラーの発信

アメリカの化粧品開発会社786コスメティックス(イリノイ州シカゴ)は.
世界各地の都市をテーマにハラル認証のカラーマニキュアを季節ごとに発売していくと9月1日、発表した。2017年夏のコレクション6色の予約注文を開始しており、アブダビとカシミールから触発された今秋の限定カラーは9月に発売される予定。公式オンラインサイトより海外からの注文も受けるとしている。

786コスメティックスは、2017年3月に米国のイスラム教徒女性が使用できる美容製品の開発を目指して創業された。第一弾としてハラル認証のネイルカラーを6月にリリースしたところ、世界中のイスラム教徒の女性から、〝ハラル認証の化粧品にアクセスできない〟との反応があり、国際的な需要を認識して海外発送に踏み切った。

現在、モロッコのフェズ、エジプトのカイロ、スペインのグラナーダ、モロッコのマラケシュ、インドのジャイプル、カタールのドーハをイメージしたネイルカラー6色を12.95ドル/各色で販売している。

9月中旬には、グランドモスクの白い大理石に触発された「アブダビ」とカシミールのチャイに触発された茶色ピンクの「カシミール」を限定リリースする予定で、冬コレクションは今年の10月にイスタンブール、ドバイ、カラチなどからインスピレーションを受けた色彩でリリースしていく予定。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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