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片寄った食生活で嗅覚が低下する

高脂肪の食生活で臭いの感覚が失われるという研究結果が7月21日、フロリダ州立大学から発表された。

フロリダ州立大学の神経科学者らによる新しい研究は、私たちの食生活が肥満への影響を調べるときに考えられてこなかった人間の機能についてくわしく調査することを目的としたもの。高脂肪食を与えたマウスを使って実験を行ったところ、高脂肪食でないマウスに比べて匂いを覚えるのが遅かった。また、正常な体重と血液検査値に戻った時にもまだ、嗅覚能力が低下したままだった。高脂肪食と同様、高砂糖食も嗅覚の低下と関連していた。

嗅覚障害は原因不明が多いが、視覚や聴覚と比べてあまり重要視されていないためもあって、なかなか研究が進んでいないのが実情のようだ。匂いがわからないと、食べ物の風味を感じることがなくなり、食事がおいしくないなど、生活に大きな影響がある。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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