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粉末カフェインは危険:FDAの消費者アドバイス

米国食品医薬品局(FDA)は7月21日、粉末カフェインの危険性についての消費者向けアドバイスを発表した。発表によると、FDAは粉末の純カフェインが消費者に直接販売されていることに警告を発しており、これらの製品を避けるよう勧めている。

純カフェインはインスタントコーヒーなどの原料として企業間で売買されるものであったが、最近ではインターネットで大袋入りのものが販売されていることが懸念されている。また、FDAはこの純カフェインによる10代の死亡1例を把握しているという。

純カフェインはスプーン1杯がコーヒー25杯分に相当するカフェイン量であり、強力な興奮剤として用いられているようだ。過剰摂取により、危険な心拍数の増加、発作、死亡などを引き起こす。

カフェインはコーヒーや紅茶・緑茶で摂取するほか、「カフェイン水和物」として薬局でも販売されている。日本では劇薬指定で、ねむけ、倦怠感、片頭痛などに効果がある強心剤。どうしてもカフェインの効果が必要なら、薬局で相談が良いかもしれない。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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