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歯科インプラントの世界市場は2020年に78億ドルに

オーラルヘルスの一環として歯科インプラントへの関心は高まっており、世界市場で需要が増加するという予測を米市場調査会社パーシスタンス・マーケットリサーチは9月25日、発表した。グローバル歯科インプラントの市場は2014年には45億8百万ドルと推定されており、今後、 CAGR(年平均成長率)9.7%で成長して2020年には78億7千9百万ドルに達すると予測。

この需要増加の牽引材料として加速する高齢化と審美歯科への関心の高まりを挙げている。特にヨーロッパ諸国での歯科インプラント治療と技術の進歩が需要を大幅に拡大すると予測している。ヨーロッパ市場ではイギリス、フランス、ドイツでの需要が急成長すると見込まれる。同市場ではチタンの材料を採用したインプラントが最大市場になり、2014年から2020年には CAGR 約9.8%で成長すると予測。

北米市場は緩やかな成長をみることが期待され、アジア太平洋地域市場は急ピッチで需要が伸びるとしている。一方、歯科インプラント手術の高コストは、主要諸国からマレーシア、ハンガリー、コスタリカ、インドなどへの医療観光の成長を押し進めるとの見方もある。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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