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米インターパルファム小会社、米P&Gより香水ブランド・ロシャス買収

米インターパルファム社は、パリを拠点に展開する小会社 Interparfums SA が米プロクター·アンド·ギャンブル·カンパニー(P&G)と香水ブランドRochas(ロシャス)を買収する契約を締結したと3月19日、発表した。買収額は1億800万ドルで2015年の上半期の買収完了を予定している。この買収により、 Interparfums SA は香水およびファッション、アクセサリー事業を含むロシャスのすべてのブランド名と登録商標を取得することになる。

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日本では、ロシャスは香水ブランドとして知名度が高いが、同社はマルセル·ロシャス氏(1902-1955)がパリに革新的なデザインのファッションハウスとして1925年に創業した。1950年代に香水開発に乗り出してからフレグランス分野でも女性用、男性用の多様な製品開発を展開している。2013-2014会計年度の純売上高は4,600万ドルを達成。

米インターパルファム社はプレステージブランドではジミーチュウ、カール·ラガーフェルド、ランバン、モンブラン、オスカー·デ·ラ·レンタ、ヴァンクリーフ&アーペルなど、スペシャリティブランドではギャップ、バナナリパブリック、bebeなどのフレグランス、化粧品を開発・製造している。同社の2014年の売上高は前年比15%増の4億9,930万ドル。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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