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肥満者は体温が低く、体温が低いと肥満になる

肥満の人はからだの深部体温が低いという研究結果が、「Chronobiology International」3月号に掲載された。

イタリア・ボローニャ大学の研究者らは、肥満者の体重増加に低体温が関係しているという仮説を立て、健康体重の12人と肥満の9人の体温を比較した。その結果、健康体重の人に比べ、昼間の肥満者の深部体温が最大で0.35度低いことがわかった。研究者らは、人のカロリー消費は、呼吸や体温を維持するための「基礎代謝」が大半を占めるため、低体温がカロリー消費量を減少させ、これが体重増加につながると示唆している。

人の体温は1日中一定ではなく、活動する日中に高く、睡眠をとる夜に低くなる。1日の変動は1度程度。高齢になると変動が少なくなり、夜間の体温が下がらないために睡眠が浅くなるなどの影響が起こると言われている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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