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病院でのにきび治療、成功のカギは服薬順守

にきび治療の失敗と「アドヒアランス(服薬順守)」との関連の調査結果が3月20日、「JAMA Dermatology」に掲載された。

米ウェイクフォレスト大学医学部の研究者らによる調査は、過去3カ月間ににきび治療で大学病院を受診した患者を対象に実施された。皮膚科の医師によるにきび治療の服薬非順守率と処方薬の数の関係を検討した。患者は1、2、または3種以上の治療薬を処方された計143人だった。その結果、処方薬1種の患者では9%、2種では40%、3種以上では31%、全体では27%の患者が服薬順守していなかった。服薬順守と性別、年齢に関連はなかった。

服薬非順守はにきび治療以外でも大きな問題となっている。今回の調査で1種類のみ処方された患者で服薬順守率が高いことは、併用薬が多いほど治療完了が難しいことを示唆しているようだ。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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