世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

イヌリン入り朝食ヨーグルトで食欲抑制

イヌリン入りのヨーグルトを食べる8日間のトライアルの効果が、「British Journal of Nutrition」12月号に掲載された。

100gの市販のバニラヨーグルトに6gのイヌリンを加えたものと、加えないものを用意し、19人の若い女性に朝食として摂取してもらう8日間の試験を実施した。効果は、飢餓感、膨満感、食欲について30分後と180分後に評価した。また、1日のカロリー摂取量を計算した。

試験開始の初日では両グループに差はなかったが、8日目にはイヌリン入りヨーグルトのグループで食欲が抑えられ、摂取カロリー量も有意に低くなっていることがわかった。このことから、イヌリンは食欲に影響を与える可能性を有すると言われる食物繊維の摂取を増加されるために適切な成分であることが示唆された。

イヌリンとは、キクイモやごぼうなどに多く含まれる多糖類の一種で、水溶性の食物繊維に分類される。食物繊維と食欲の関係は必ずしも解明されてはいないが、消化されにくいというその性質から満腹感を得ることができ、食欲を抑える効果があると言われている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP