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コレステロールが気になる人に、紅麹が効果

コレステロールの低下に紅麹が効くかを検討した結果が3月9日、「Journal of Clinical Pharmacy and Therapeutics」オンライン版に掲載された。

紅麹は米などの穀物に紅麹菌を繁殖させてできた麹のことで、沖縄では「豆腐よう」に欠かせない原料のひとつ。近年、紅麹に含まれるモナコリン、アミノ酸、GABA、コエンザイムQ10などの健康効果が注目されている。

脂質異常症の患者を対象とした10件の無作為化試験(被験例は中国人905例)を対象に、紅麹と脂質降下薬のシンバスタチンとの比較をシステマティックレビューで実施。総コレステロール、低密度リポタンパク質コレステロール、高密度リポタンパク質コレステロール、トリグリセリドのいずれでも、紅麹とシンバスタチンの結果に有意な差は見られなかった。

著者らは「紅麹米とシンバスタチンは、同様の脂質低下作用を生じることを示している」と述べ、大規模試験の必要性を示唆している。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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