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ニベアマン、世界初、体臭を知らせるアプリ共同開発

独大手化粧品メーカー・バイヤスドルフ傘下のニベアは、男性スキンケア開発部門でベトナムの広告代理店Happiness FCBと世界で初めて、男性の脇の下の体臭を検知する装置と携帯アプリ「 NOSE 」を共同開発した。Happiness FCBの公式サイトで、このほど「Nose」の仕組みがリリースされ欧米の業界紙で話題になっている。

欧米では、体臭を気にする男性が多い中、自分の臭いについては鈍感なケースもあるので、自分では気づかない体臭予防のために開発されたアイデアだという。男性4,000人のあまりの体臭をプリプログラムしたアルゴリズムと空気中の化学化合物を分解することで体臭を検知して、デオドラントを付けるタイミングを利用者に知らせる。

Screen Shot 2016-05-07 at 23.23.13「NOSE」センサーと電子デバイス内蔵の携帯ケースを携帯に装着し AppleとGoogleで有料NOSEアプリをダウンロードする。脇の下に携帯(ケース)
を近づけると、体臭の不快度を分析して評価し3つのパターン“It’s OK”(大丈夫)、“It’s TIME”(デオドラントを付ける時) 、“It’s URGENT ”(デオドラントが緊急に必要)と表示する。

英国のITニュースサイト「Inquirer 」(オンライン版4月24日付)によれば、 「NOSE」はベルギーで発売されており、今後数ヶ月以内にグローバル展開される計画のようだ。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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