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アメリカで2015年オーガニック産業の売上が433億ドルの新記録

米オーガニックトレード協会(Organic Trade Association)は、2015年のオーガニック製品の売上は前年比11%増の433億ドルで過去最高の記録を達成したと5月18日、発表した。オーガニック食品の売上は397億ドルで非食品製品の売上は36億ドル。米国で販売される全ての食品の約5%がオーガニック食品になる。食品産業の年間成長率が3%といわれている中、消費者のオーガニック食品への需要は急成長している。

369456オーガニック産業で最大のカテゴリは有機農産物。2015年の売上は144億ドルで前年比10.6%増加した。新鮮なオーガニック野菜や果物の需要は堅調に伸びており、現在、米国で販売される農産物のほぼ13%はオーガニックになるという。2番目に大きなオーガニック食品のカテゴリは乳製品で2015年の売上は60億だった。前年より10%以上も売上を伸ばした。3番目はスナック食品カテゴリで、2015年の売上は前年比14%アップの23億ドルだった。昨年、最も売上を伸ばした製品はフレッシュジュースなどの飲料水カテゴリだった。

同協会の調査では、オーガニック食品を嗜好する消費者はライフスタイルにもオーガニック製品を取り入れる傾向が増加している。オーガニックの非食品製品の売上はオーガニック産業全体のわずか8.2%を占めるにすぎないが、年間成長率は13%と好調な伸びを示している。オーガニック繊維、オーガニック・サプリメントなどが牽引しているという。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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