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アメリカ人は悪いと知りながらも糖分が控えられない

Healthline Sugar Survey Infographic米健康情報サイトのHealthline(ヘルスライン)は、糖分について米国成人に意識調査をした結果、糖分の取りすぎは健康に悪いと知りながら、なかなか控えられない現状があることを11月17日、発表した。3人に2人は、糖分の摂取量が食生活で最も気になるようで脂肪、炭水化物を抜いていた。ただ、実際に摂取量を把握している人は少なく、また糖質を控える方法が分からないため、糖分を取りすぎている人口が多いという調査結果になった。

ヘルスラインは2016年9月22日~10月5日の間、同社ウェブサイトの訪問者2,723人を対象に意識調査を実施した。

調査に参加したほとんどのアメリカ人は糖分を取りすぎていると認めたが、そのうち75%は毎日の砂糖の摂取推奨量を知らないと回答した。6割以上の回答者がスプーン一杯の砂糖が何カロリーになるか換算方法を知らないという認識不足も明らかになった。10人に1人のみ毎日推奨される糖分摂取を考えた食生活をしているという結果になった。

米国心臓協会(American Heart Association)が推奨する一日の砂糖摂取量は、成人男性で36グラムになる。小さじスプーン9杯で、カロリー量は150カロリーに相当する。成人女性では、一日24グラム(小さじスプーン6杯)、100カロリーに相当する。糖分の過剰摂取は肥満や虫歯の原因になるほか、心臓病、癌、糖尿病など生活習慣病への関連性も言及されている。

ヘルスラインでは、今回の調査結果をふまえて、糖分カットのキャンペーン#BreakUpWithSugarを開始し、アメリカの消費者へ正しい糖分摂取を促していくとしている。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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