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歯周病対策に効果の食物繊維摂取

米国での研究から、食物繊維の摂取は成人の歯周病有病率と逆相関するという報告が「Journal of Nutriton」12月号に掲載された。現在、米国での歯周病率は約47%。食事ガイドラインは適切な食物繊維の摂取を推奨しており、より健康な食事習慣が歯周病予防に寄与するという仮定を検証したもの。

対象は米国の30歳以上の成人で、2009-12年米国国民健康栄養調査に参加の6052人のデータを使用した。歯周病はアメリカ疾病対策予防センター(CDC)およびアメリカ歯周病学会(American Academy of Periodontology)の定義に基づき重度、中等度、軽度、無しに分類した。食物繊維の摂取量は24時間食事リコール(食事内容を思い出して報告)によった。歯周病と食物繊維、全粒粉、果物と野菜の摂取量との関係を、多変量モデルを用いて社会人口学的特徴および歯列の状態に合わせて評価した。

30歳以上の米国成人における食物繊維摂取量と歯周病との間に逆相関があることが判明した。全粒粉の摂取量とは関連が見られたが、果物および野菜の摂取量には有意な関連は見いだせなかった。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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