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中年女性の尿もれ経験39%

女性の尿もれは運動不足が原因との研究結果が2月27日、フィンランドのユヴァスキュラ大学サイトに掲載された。研究の詳細はオンラインジャーナル「PLOS ONE」に掲載されている。

今回の研究では、フィンランド中部に住む48~55歳の女性647人を対象に、中年女性の性と生殖に関する健康(リプロダクティブ・ヘルス)を調査した。参加者の半数以上が骨盤底関連症状を経験しており、最も一般的な労作関連尿失禁は参加者の39%が経験していた。

尿失禁(尿もれ)は女性ではかなり一般的な症状であり、ある年代での女性の約半数に影響を及ぼしている。しかし、この話題について話すことは恥ずかしいとも思われている。問題のある尿失禁は、年齢とともに増加し、特に閉経後に著しい。この最近発表された研究の結果によれば、尿失禁は推奨されている運動が週2.5時間よりも少ない、静かな生活を過ごしている女性でより多く見られることがわかった。

研究チームのメンバーで産婦人科専門医のPauliina Aukee氏は、「医療関係者は、尿失禁が運動をするうえで障害になっているかを患者に尋ねるべき」と言う。「患者が尿失禁の症状に苦しんでいる場合、激しい跳躍運動を伴わない骨盤床管理をサポートする運動を考えるべきである。これにより、閉経後の女性も楽しく運動を続けることができる」。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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