世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

アクティブトラッカー、精度が高いのはどれか?

リストバンド型アクティブトラッカー(活動量計) の測定する心拍数と消費エネルギーの精度についての研究が5月24日、「Journal of Persnonalized Medicine」オンラインに掲載された。対象は市販の活動量計7種類:Apple Watch、Basis Peak、Fitbit Surge、Microsoft Band、Mio Alpha 2、PulseOn、Samsung Gear S2。

参加者はさまざまな年齢、身長、体重、人種、運動レベルの60人のボランティア(男性29人、女性31人、年齢38±11歳)。座っているときのほか、ウォーキング、ランニング、サイクリングといった運動の間に活動量計を身に着け、同時に連続テレメトリーと間接熱量測定でも心拍数とエネルギー消費量を測定した。

その結果、心拍数は人種やBMIの違いにより精度に差が出たものの、7種類の活動量計のうち6種類では5%未満の誤差で測定され、許容範囲のうちとされた。消費カロリーはいずれの活動量計でも正確に測定できていなかった。

活動量計はサイクリングで最も低く、ウォーキングで最も高いエラーを報告した。 装置の誤差は男性、体格指数が多い人、肌の色が濃い人およびウォーキングでおおきかった。健康のためにカロリー消費を測定するのであれば、注意が必要と著作者らは述べている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP