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乳がんの早期兆候についての認知度が低い?ーエイボン調査

エイボン・プロダクツ(ロンドン)は、長年にわたりピンクリボン活動を推進してきているが、世界の女性の間で乳がんの症状や発症リスクをどのように低下させるかなどについての知識にギャップがあることを、9月25日、発表した。同社が世界15カ国で1万9000人の女性への意識調査を実施した結果、5人中2人(42%)のみ、癌の徴候である可能性のある乳房の変化に気づく自信があると回答したという。

回答者の73%は乳房の変化について調べると主張しているにもかかわらず、 多くの女性が乳癌の早期兆候を認知していないと答えた。さらに、アンケート調査の半数以上(60%)が、恥ずかしさ、恐怖感、医師へのアクセス不能などさまざまな理由で医療機関への受診に踏み出せないという実態が明らかになった。

また、乳がんを予防することができる重要な生活習慣についての認識が低かった。調査対象者の6割以上は、適度な運動が乳がん発症リスクを低下させる助けになることやアルコール摂取が乳がん発症率リスクを上げることを知らないという調査結果だった。

同社は、これらの調査結果をふまえて、新たに乳がんについて世界の女性を教育する「Avon Breast Cancer Promise」を始動させた。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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