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UltherapyとRadiesse併用時のしわ改善効果

しわ取りに効果のあるUltherapyとRadiesseを併用した場合の効果を測定した研究が12月29日、「Journal of Cosmetic Dermatology」オンラインに掲載された。

首およびデコルテの加齢によるしわの改善に、Ulthera社のUltherapyおよびMerz Pharma社のRadiesseの併用による効果を評価した。Ultherapyは可視化マイクロフォーカス超音波(microfocused ultrasound with visualiza-tion:MFU-V)を用いた「メスを使わない」リフトアップ機器。Radiesseは、吸収性希釈カルシウムハイドロキシアパタイト(diluted calcium hydroxylapatite:CaHA)を用いたしわ改善のための長期持続型注入剤。

頸部および/またはデコルテに中程度から重度のしわを有する47人の患者が対象となった。MFU-Vを、7および10MHzトランスデューサで適用後、リドカイン溶液で1:1に希釈したCaHAを皮下注射した。しわ改善の評価は、施術90日後に3つの評価スケール(Merz Aesthetics decollete wrinkles、Fabi-Bolton chest wrinkle、Allergan transverse neck lines scales)を用いて行われた。47人の患者の内訳は、首のしわ29人、デコルテのしわ5人、両領域のしわ13人だった。平均ネックラインスコアは、ベースライン時の中程度〜重度から治療後90日には軽度ラインまで改善した。 90日後のMerz AestheticsとFabi-Boltonの評価スケールはそれぞれ1.1と1.8(軽度のしわ)になった。施術は高い満足度と良好な耐容性を示した。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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