片倉コープアグリ株式会社（東京都千代田区）はこのほど、2018年3月期第3四半期の売上高が前年同期比3.6%減の261億1700万円、当期純利益が前年同期の約20倍の5億8700万円となったと発表した。
セグメント別の業績を見ると、化学品事業については、化粧品原料の販売数量が減少したことにより、売上高は前年同期比8.3％減の41億8700万円、セグメント利益は同22.0％減の2億5900万円となった。
2018年3月期通期の売上高は前年比0.9%増の390億円、当期純利益は同57.4％増の8億円を見込んでいる。化粧品事業は、欧州で権威のある「BSBイノベーション賞」を受賞した実績を活かし、海外展開を含めた拡販を進めていく。また、差別化を図るための新たな原料及び用途の開発、化粧品凍結乾燥品製造受託事業の効率的な生産・販売体制の強化に努めていく考えだ。
