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「マイオカイン」が皮膚の弾力維持などに関わる可能性を解析

株式会社ファンケル(神奈川県横浜市)は19日、筋肉から分泌されるホルモン「マイオカイン」が肌の弾力維持やコラーゲン産生に関わる可能性について解析し、結果を得ることができたと発表した。

筋肉細胞を培養した「マイオカイン」を含む培養液を用いて、真皮の構成成分である線維芽細胞を培養した。その結果、筋肉細胞中の「マイオカイン」の量が多いほど、線維芽細胞の増殖およびコラーゲン産生量が増加。この結果から、顔の筋肉である表情筋から産生される「マイオカイン」が、細胞活性を高めてコラーゲンの産生を促進することにより、肌に弾力性を与えている可能性が予測された。

また、血行不良による筋肉のこりを想定し、筋肉が疲労して蓄積される乳酸を添加して「マイオカイン」量を測定したところ、乳酸の濃度が高いほど「マイオカイン」の分泌量が減少することがわかった。つまり、表情筋の動きのなさが肌の弾力低下に影響を及ぼす可能性があることもわかった。

今回の研究内容は、25日から石川県金沢市で開催される日本薬学会第138年会において、「C2C12細胞筋管由来マイオカインが皮膚線維芽細胞に与える影響解析」として一般ポスターを提示し発表する。

Inner Beauty Award 2025 ―受賞商品発表―

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