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「フラーレン」が傷んだ髪のシステイン酸生成を抑制

エイジングケア用化粧品原料フラーレンを製造販売するビタミンC60バイオリサーチ株式会社(東京都中央区)は、ヘアケア専用フラーレン『Hair Shiny Fullerene(ヘアシャイニーフラーレン)』にて、ダメージをうけた毛髪に多く含まれるといわれるシステイン酸の抑制効果を確認した。

ヘアケア専用のフラーレン化粧品原料として開発された『ヘアシャイニーフラーレン』は、これまで毛髪の内部まで浸透すること、紫外線によるキューティクルのダメージを抑制、染毛剤の退色を抑制する事を確認してきたが、さらにダメージ毛の指標とされている『システイン酸』の生成について確認を行った。

システイン酸とは健全な毛髪に多く含有されるといわれるシスチンが酸化されたもので、毛髪が紫外線を浴びたり、パーマやカラー施術などでダメージを受けると毛髪内で増えると言われており、毛髪のダメージ度合いを測る指標の一つとされている。

実験方法は、人毛を洗浄し自然乾燥した後に、赤外線を照射し、システイン酸の指標となる化学結合を測定。

その後ヘアシャイニーフラーレン5%配合水溶液または水を塗布し乾燥。

紫外線(UVB)を照射、照射後に再びシステイン酸の指標となる化学結合を測定した。

その結果、水のみで紫外線照射した場合、システイン酸の増加が確認されたが、ヘアシャイニーフラーレン5%配合の水溶液では、あまり変化が見られず、システイン酸の生成がフラーレンによって抑制されることが確認された。

すでに、美容サロンのトリートメントシステムや、頭皮ケア製品にフラーレンが配合されているが、今後トリートメントやヘアミストなどにヘアシャイニーフラーレンを配合し、毛髪にアプローチしたヘアケア製品が発売されることが期待される。

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