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韓国スキンケアの最新トレンドはシカクリーム?

韓国のスキンケア市場で、敏感肌用のスキンケア開発が活発になっている。消費者の間で、これまでの保湿の手入れに加えて、大気汚染、ストレスなどからの保護を求める声が上がっているという。グローバル市場調査会社ミンテルは、ビューティスポットという公式ブログで、このような傾向を明らかにした。 Mintel Global New Products Databaseによると、2017年1月から10月までに韓国で発売された新しいスキンケア製品の23%は敏感肌用だった。2014年の同期間(11%)と比較して急増している。

敏感肌用のスキンケア開発の中で、シカクリーム(Cica Cream)というアイテムが最近のトレンドだという。シカクリームは主成分に、韓国の伝統的なハーブ軟膏として知られている薬草のセンテラ・アジアチカ(Centella asiatica)を配合している。トラブル肌を和らげ、皮膚のバリアを強化し、やさしく潤いを与えるスキンケアとして注目度が高い。

シカクリーム製品の多様化が進んでおり、次世代のクリームとしてテクスチャとフォーマットの革新も進む。トナー、セラム、フェイシャルマスクなどの製品も市場投入されている。シカのコンセプトはトーンアップクリーム、ファンデーションなどカラーコスメへも移行する勢いがあると予測している。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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