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シンガポール健康科学庁、化粧品18種の販売・使用に警告

化粧品18種に対し、購入または使用しないようにとする警告(HSA Alert)が4月20日、シンガポール健康科学庁(HSA)から発表された。製品には禁止成分は高濃度の水銀、ハイドロキノンとトレチノイン(スキンケア製品への配合は禁止)が含まれていた。HSA Alertには、対象の製品名称と画像がPDFで添付されている。

今回の調査は定期的な製品品質監視活動の一環で、HSAはシンガポール国内で販売されている健康関連製品を定期的にサンプリングし、テストしている。警告を受けた化粧品は、小売店やオンラインショップで美白とアクネ用製品として販売され、「肌の色調を改善する」や「皮膚の色合いを均一にする」と説明されていた。HSAは小売店への製品リコールを開始しており、オンラインショップの管理者に対しては製品の掲載を削除するよう指示している。

販売店また製品サプライヤーには、シンガポールの規制要件を遵守することが重要であるとし、違法な健康関連製品を提供する者は起訴され、有罪判決を受けた場合、最高3年の投獄また最高10万ドルの罰金を科せられる可能性があると警告。「HSAは、違法な健康関連製品を販売する売り手やサプライヤーに対して執行措置をとることに躊躇しない」と明記している。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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