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サックス・フィフス・アベニュー、NY旗艦店の化粧品フロア刷新

米高級デパートのサックス・フィフス・アベニュー(Saks Fifth Avenue)は、5月20日、ニューヨークの旗艦店の化粧品売場を刷新してオープンさせたと発表した。化粧品フロアを従来の1階のメインフロアモデルから2階に移動させ、売場面積を約40%増加させた。化粧品、スキンケア、フレグランスの製品販売を強化するほか、美容とウェルネスのワークショップを充実させ、進化した顧客サービスを提供していく。

化粧品の売場面積は約2980平方メートル。120以上の化粧品ブランドのラインアップの中、58ブランドは新しいブランドを入店させた。アメリカでは初めて『グッチ』が美容コンセプトストアを開店。香水コーナーでは、『ゲラン』は、110の象徴的な香りを取り揃え、顧客はそれらの中から自分の香りを調合してボトルをパーソナライズすることができる。

フェイシャル、マッサージ、マニキュア、ブロウサービスなど美容とウェルネルサービスコーナーには、15の新しいスパルームが追加された。『シャネル』、『ディオール』などはパリで運営しているスパのコンセプトを採用した新しいルームをオープン。 イギリスのフェイシャルワークアウトブランド『FaceGym』はアメリカ市場に初めて参入し、 顧客に非侵襲性で顔の筋肉を動かすトレーニングを提供する。

今回のリニューアルについて、〝成長戦略の一環〟と同社社長の Marc Metrick氏は発表文の中でコメントしており、差別化したサービスの提供で集客数の増加を狙う。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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