ジェイメック、「切らないワキ汗治療器」が製造販売承認を取得

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2018.06.27

編集部

医療用機器や美容器具などの輸出入卸売や販売などを手掛ける株式会社ジェイメック(東京都文京区)はこのほど、米Miramar Labs Inc.製の『miraDry(ミラドライ)システム』(医療機器承認番号:23000BZX00161000)について、重度の原発性腋窩多汗症を治療することを目的とし、厚生労働省より製造販売承認を取得したと発表した。同製品の販売開始は8月1日を予定している。

『miraDryシステム』は、マイクロ波を用いて発汗を永続的に抑制する「切らないワキ汗治療器」。同製品は、冷却により皮膚表面を保護しながら、汗腺が存在する領域一帯を加熱すること、汗腺を焼灼・凝固できる温度で加熱することで、低侵襲で高い効果が期待できる。

具体的には、皮膚に5.8GHzのマイクロ波を照射すると、細胞内の水分子が振動し、熱が発生。皮下組織でマイクロ波が反射し、汗腺が多く分布する真皮深層~皮下組織浅層が最も加熱される。『miraDryシステム』で長期的、かつ高い効果を実現できるのは、汗腺一つ一つを点で治療するのではなく、汗腺が存在するエリア一帯をターゲットにしているため。また、同時に冷却することで、皮膚表面には損傷を与えず、汗腺が機能を停止するだけの高い温度で加熱できるため、高い効果が期待できるとしている。

『miraDryシステム』の効果と安全性は米FDAで認められており、腋窩多汗症、腋臭症、減毛の適応で承認を取得している。ただ、日本国内では腋窩多汗症のみで薬事承認を取得している。

参考リンク
株式会社ジェイメック

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