6月の百貨店売上は前年比7.2%と大幅伸
2013.07.19
編集部
日本百貨店協会は7月19日、6月の百貨店売上高概況を発表した。2ヵ月連続のプラスとなり、増加率も7.2%と昨年3月(+14.1%)以来の高い伸びで、化粧品も前年比6.0%、4ヵ月連続のプラスとなり好調を維持した。
今年6月は、全国的に気温が高く好天に恵まれたことや、多くの店で前年7月スタートだった夏のセールを6月末に前倒ししたこと、休日が前年同月比1日増などのプラス要素が重なった。地区別売上高も、広島を除く全地区で前年をクリア。年初から拡大基調が続く訪日外国人は、円安や東南アジアの急伸を背景に売上・客数ともに倍増している。(売上:+105.9%/客数:+100.0%)。
東京地区は前年同月比9.4%で、6か月連続プラスと大幅に伸長した。休日1日増といったプラス要素に加え、改装・増床効果が続く複数の店舗があったこと、さらには閉店売尽しの効果もあって、商況全体を押し上げた。化粧品は夏商材のUVカット製品が好調だった。東京地区主要店の7月度は、7月17日現在までは概ね1%減で推移しているとの速報を出している。