ポーラ・オルビス、2018年12月期2Qの売上高は6.7%増

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2018.07.30

編集部

株式会社ポーラ・オルビスホールディングス(東京都中央区)は30日、2018年12月期第2四半期の売上高が前年同期比6.7%増の1252億6200万円、当期純利益が同9.8%増の153億2100万円となったと発表した。ポーラの既存顧客売上が国内で好調な上、中国・香港・免税市場が伸長した。

セグメント別の業績を見ると、ビューティケア事業の売上高は前年同期比7.0%増の1169億7300万円となった。『ポーラ』ブランドについては、国内市場において2017年に発売した日本で初めて承認されたシワを改善する薬用化粧品『リンクルショット メディカル セラム』を、2018年1月に価格改定するなどして、顧客総数の増加と、その他商品とのクロスセルに繋がった。

海外市場においては、『リンクルショット メディカル セラム』を、2018年6月に香港、台湾で発売し、中華圏での更なるブランド認知拡大により、全体として好調に売上が伸びている。

『オルビス』ブランドでは、国内市場において主力商品である『ORBIS=U』シリーズを中心としたプロモーションを強化したことにより、新規顧客の売上は増加したものの、全体の売上を押し上げるには至らず、前年同期を下回る売上高となった。海外市場においては、中国市場およびシンガポール市場では成長トレンドを維持した。

海外ブランドの『Jurlique』は豪州とアジア、『H2O PLUS』ブランドは本拠地である米国での事業成長を目指した取り組みを行ってきた。『Jurlique』は、ブランドイメージを刷新するグローバルキャンペーンを展開したものの、中国市場や豪州市場での苦戦が続いたことにより、前年同期を下回った。

『H2O PLUS』は、販売チャネルの適正化を目的とし、主要リテーラーから撤退した影響に加え、ロシアへの出荷減により、前年同期を下回った。一方、育成ブランドについては、『THREE』ブランドや『DECENCIA』ブランドの好調により、前年同期を上回る売上高となった。

2018年12月期通期の売上高は前期比3.5%増の2530億円、当期純利益は同3.2%増の280億円を見込んでいる。

参考リンク
株式会社ポーラ・オルビスホールディングス

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