千葉大など、『健康への気づき』を促すプログラムを実施

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2018.08.16

編集部

千葉大学予防医学センター(千葉県柏市)は、イオンモール株式会社(千葉県千葉市)、株式会社竹中工務店(大阪府大阪市)と協働し、ゼロ次予防の視点を活かした「『健康への気づき』を促す空間デザイン・プログラム」をイオンモール宮崎に実現し、その効果検証を実施した。

日常生活のなかで『健康への気づき』を得ることにより、健康維持・増進のための行動を促すことが目的で、実施プログラムの効果検証によるフィードバックを今後の計画に活かし、健康長寿社会の実現に貢献したい考え。

具体的な取り組みを見ると、床面に描かれた年代別、身長別の歩幅ラインと、利用者自身の歩幅を比べることにより、楽しみながら、『健康への気づき』を得られる、歩幅をチェックプログラム「ステップウォーキング」を実施。

また、記憶や想像力にはたらきかけるプログラム「クライムウォーキング」では、身体活動の増加に寄与する屋内階段の利用を促すため、階段に上りたくなる工夫として、効果音や童謡から記憶を呼び起こすプログラムを盛り込んだ。

このほか、歩く速度や姿勢をチェックするプログラム「バランスウォーキング」では、歩行年齢測定システムを体験することで、自分の歩行年齢がわかる。速度、姿勢、バランスなど、自分の歩行状態を知ることで、『健康への気づき』につながる。

利用者層に対するアンケート調査によると、健康無関心層の7割が「プログラムを通じて、自分の体や健康について意識を向けるきっかけになった」と答えた。そのため、プログラムが健康関心層だけでなく、無関心層にも効果を与えていることがわかった。また、全体の4割が「プログラムを利用することは、イオンモール宮崎に来る目的の1つとなっている」と答えていた。

参考リンク
千葉大学予防医学センター

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