店舗を持たない「より自分らしく」できるフリーランス美容師が増加
2018.09.5
編集部
店舗を持たずに「より自由に」「より楽しく」「より自分らしく」できるフリーランス美容師が増加している。個人事業主=フリーランスだとすると現在でも50%以上はフリーランスに近いのが現状で、現在は50人に1人程度と言われている。将来的には米国並みの3人に1人になると予測されている。
美容市場は1.5兆円とされ、店舗数はコンビニの3倍の24万件、働いている美容師は50万人といわれる。5人以下の美容室が80%以上を占めており、1万店増えて8000店消えていくという状況を繰り返している。
美容師の働き方は主に「正社員」「業務委託」「独立出店」の3つある。独立出店が美容師のゴールの一つなので、小規模な美容室が増え続けている。18~28歳の平均年収は約280万で月間休日は5日、1日の拘束時間は14時間と長時間労動が常態化している。
しかし今後は、「美容室」ではなく「美容師」を探す時代になるといわれている。SNSなどで直接美容師とお客がつながれるようになったことも追い風だ。従来のBtoCからCtoCに変わり、美容室のビジネスモデルと業界構造が大きく変わろうとしている。
こうした時代の変化に合わせ、フリーランス美容師のための個室シェアサロン「GO TODAY SHAiRE SALON(ゴウトゥデイシェアサロン)」を株式会社GO TODAY SHAiRE SALON(東京都渋谷区)が立ち上げた。2017年11月に原宿に1号店、2018年7月に同じく原宿に2号店を出店。利用者(美容師)は月額利用とスポット利用が可能で累計の利用者数は100名を超え、流通額も月商1800万円ほどに成長している。