ラッシュジャパン「#国境なき海ごみ」キャンペーン実施
2018.09.18
編集部
株式会社ラッシュジャパン(神奈川県愛甲郡)は9月18日より、 チャリティパートナー団体である一般社団法人JEANが実施する 日本政府に「海洋プラスチック憲章」への署名を求める署名キャンペーンに参加し、 署名活動「#国境なき海ごみ」キャンペーンを実施する。
同キャンペーンは、 JEANのウェブ署名ページや日本全国73のラッシュ店舗などの場で、 順次、 海洋ごみ問題の現状や署名活動の意義などをラッシュの顧客などに伝えていく。同署名活動は、 内閣総理大臣および環境大臣宛に行われているもので、 集まった全署名はオンライン署名ページの賛同署名と賛同メッセージとともに、11月頃にJEANから届けられる予定だ。
今年6月、 カナダで開催されたG7サミットでプラスチックごみによる海洋生態系等への深刻な影響を懸念し、 「海洋プラスチック憲章」が提案された。
これは海岸に漂着したごみの回収活動に加えて、 不必要なプラスチック製品の削減、 2040年までのプラスチック容器のリサイクル率100%達成など、 プラスチックごみの削減に踏み込む発生源対策を世界規模で促進するための数値目標が含まれたG7先進7ヵ国としての行動宣言。 しかし、 この憲章に署名をしたのは、 主催国のカナダとイギリス、 フランス、 ドイツ、 イタリアのみであり、 1人当たりのプラスチックごみ排出量が世界1位のアメリカと2位の日本は署名しなかった。
日本政府は「国内法が整備されておらず、 社会にどの程度影響を与えるか現段階でわからない」という理由で、 「海洋プラスチック憲章」への署名をしなかったが、 各方面からの批判を受けた直後、 2019年6月に大阪で開催されるG20 首脳会合までに、 「海洋プラスチック憲章」に書かれている各種の対策目標も盛り込み「プラスチック資源循環戦略」を取りまとめる意向を表明した。
これらの状況から、 国際問題であるプラスチックごみによる海洋汚染の世界の動きに追いつくためにも、 まずはG7の一員として『海洋プラスチック憲章』に署名した上で、 G20 に臨むことを求める人々の声を可視化させるため、 署名活動を行う。
- 参考リンク
- ラッシュジャパン
- 「#国境なき海ごみ」キャンペーン