花王、快感情が肌の質感向上に影響を与えることを発見

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2018.10.15

編集部

花王株式会社(東京都中央区)はこのほど、スキンケアで快感情が喚起されると、肌の質感(見た目の肌状態)が向上することがわかったと発表した。

研究では、20~39歳の大きな肌トラブルがない女性80名を対象に、クリーム製剤を1日2回(朝と夜)、4週間使用してもらった。

評価指標については、対象者の肌の質感スコアを、客観的な目視評価のトレーニングを積み、一定の評価基準を有する専門家により、「ない(-3)」~「ある(3)」の7段階で評価。「化粧版感情評価尺度」における快感情に関わる8つの感情因子について、試験期間(4週間)の平均を算出して、さらにこれらを平均することで総合的な快感情値を導き出し、快感情が特に高く喚起されたグループ(n=20)と、快感情があまり喚起されなかったグループ(n=20)間での比較を行った。

この結果、クリームの使用により快感情が喚起され、その中でも特に快感情が高かったグループは、快感情があまり喚起されなかったグループと比べ、肌の質感(つや、透明感)が向上していることを確認した。

この研究成果は、「第30回IFSCC Congress ミュンヘン大会(2018年9月18日~21日開催)において口頭発表した。

参考リンク
花王株式会社

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