ポーラ化成工業、農場や森を訪れると肌状態の改善に役立つ

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2018.10.24

編集部

ポーラ・オルビスグループのポーラ化成工業株式会社(神奈川県横浜市)は、ドイツ・ミュンヘンでの第30回国際化粧品技術者会連盟(IFSCC)世界大会(9月18日~9月21日開催)ポスター発表部門において、特定の環境の菌に着目したユニークな研究と新しい生活習慣の提案、肌の「動き」による老化印象についての研究、筋肉が美肌に関与しているとの新知見を、それぞれ発表した。

特定の環境の菌に着目したユニークな研究では、農場や植物が豊富な森などを積極的に訪れ菌に触れ合うと、肌状態の改善に役立つことがわかった。さらに、試験に参加した女性に普段の生活について詳細に調査すると、「自宅や職場に植物を置いている」「花屋を訪れる習慣がある」人の肌には、農場や植物の周りによく見られる菌が多く、このような習慣を通して良い菌を肌に取り込める可能性が見出された。したがって、自宅に植物を置くといった暮らし方の工夫でも肌状態を良くすることができると期待される。

肌の「動き」による老化印象の研究については、顔の動きから年齢を感じていることを明らかにした。皮下組織を柔軟にし肌の俊敏性を取り戻すと、日常の一瞬一瞬の印象をいきいきと美しくすることができる。「動き」に着目したことで、これまでの静止顔の研究ではたどり着けなかった魅力向上の手段を提供することが可能となる。

筋肉が美肌に関与しているとの新知見については、筋肉と肌に対する概念を大きく変えた研究となった。これまでは、肌の美容面で全身の筋肉が着目されることはほとんどなかった。しかし、今後は筋肉へ働きかけ「美肌物質」をコントロールする化粧品の開発や、化粧品の枠を超え、美肌に効果的な筋肉ケアやトレーニング理論の開発など、Beauty & Muscleの領域を新たに確立するような商品・サービスの提供を目指すとしている。

参考リンク
ポーラ化成工業株式会社

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