西山酒造場が化粧品事業立ち上げ、発酵技術生かした石けん発売
2013.08.6
編集部
株式会社西山酒造場(兵庫県丹波市)はこのほど、化粧品ブランド「真!!素滴(まぁすてき)」を立ち上げ、第一弾として 「真!!素滴 プレミアム石けん」(商品名=画像、145g、税込5,250円)を発売した。酒造メーカーならではの「自然原料」と「発酵技術」にこだわった手作り石けんを提供する。
主原料にはコメヌカ油を使用し、日本酒の発酵技術を活かして開発したコメヌカ発酵液(RBF-30)や、丹波産の無農薬小豆を豊富に配合し、日本酒の30倍以上のアミノ酸を含有し肌に優しい仕様に仕上げた。手作り品で、熟成期間を含め製造に1ヵ月の期間を要するため、完全受注生産で顧客一人ひとりに直接販売する。国内では、インターネットショップ・ダイレクトメールで取り扱い、中国・香港の主要百貨店でも販売するなど海外展開も行う。
西山酒造場は兵庫県丹波市において164年の歴史を持ち、清酒「小鼓」を中心に焼酎,リキュール,ノンアルコール製品などを販売している酒造メーカーだ。同社は3年前に、「丹波のリラクゼーションの創造と提供」という企業理念のもと新たに化粧品事業を創設。20代後半から40代の美と健康に高い意識を持つ女性をターゲットに、「発酵」をキーワードとして、女性の体を幸せにする製品作りを目指している。2011年には「化粧品製造販売許可」を独自に取得。同ブランド製品は製造から販売までを100%自社内で手がけている。同社は今後も化粧品事業を、ノンアルコール部門の主要な柱に据え、事業拡大に注力する予定だ。