エイボン・プロダクツ（ロンドン）は、8日、中国事業を韓国の消費財大手 LGハウスホールド＆ヘルスケアの子会社 TheFaceshop（ザ・フェイスショップ）に譲渡することで最終合意に達したと発表した。エイボンが中国の広州で展開する美容製造事業の全株式を譲渡する予定で、譲渡額は4400万ドルになる。今回の取引は規制当局の承認を得て、2019年2月末までに完了する予定。

両社は工場の生産能力の効率化を図り、急成長中の中国市場向け『エイボン』製品の開発および製造に関して供給契約を結ぶことでも合意している。 中国のエイボン広州工場は、取引完了後も従来通りの生産体制を継続する計画。

エイボンの最高経営責任者（CEO）の ヤン・ザイダーフェルト氏は、 「私たちは LGハウスホールド＆ヘルスケアをよく知っており、アジア地域でのビジネス成長戦略を促進する中、今後もエイボンの強力なパートナーであり続けると確信しています」などと述べている。