仏ロレアルは、11日、 大手小売のASワトソン（香港）と共同で仮想に化粧品試供を体験するサービスをアジアで展開すると発表した。 同社傘下の拡張現実（AR）開発会社 ModiFaceが開発したARアプリ#ColourMeをアジアの消費者に提供する。

#ColourMeは、 ASワトソンのモバイルアプリで提供され、口紅、マスカラ、アイシャドウ、アイブロウ、ファンデーションなど300種類の化粧品を実際に仮想に試すことができる。ユーザーはお勧めのトレンドルックを試供したり、独自のルッククリエーションを作成することができる。メイクアップの写真や作成したビデオを保存することも可能。試供した製品は、オンラインショップで即時に購入することが可能で、商品配達のオプションのほか最寄りの ASワトソン店舗で最短で4時間で商品が受け取れる。

ARアプリは、まず「ロレアルパリ」と「メイベリン」ブランドの製品アイテムに対応させ、ASワトソングループのマレーシア、台湾、タイ、シンガポールの電子商取引モバイルアプリケーションで利用可能になる。将来的には、試供できるブランドを増やし、その他のアジア諸国、欧州諸国への市場拡大を検討していく。