スナックバーのグローバル市場調査−2025年には300億ドル

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2019.06.14

国際部

消費者の生活様式および食生活パターンの変化はスナックバーなどの便利な食品の需要を拡大させているようだ。米リサーチ会社 Grand View Researchが11日リリースした調査結果によると、世界のスナックバーの市場規模は2018年には201億ドルに達したとみられ、2025年には316億ドルを超える見通し。2019年から2025年にわたり 年平均成長率(CAGR) 6.64 %で成長すると予測している。主要製品はグラノーラ/ミューズリーバーなどだが、エネルギーバーやニュートリションバーが今後、最も急成長する製品セグメントとして考えられている。

同社がリリースした有料レポート「Snack Bars Market Size, Share & Trends Analysis Report By Product (Breakfast, Energy & Nutrition, Granola/Muesli, Fruit), By Distribution Channel (Convenience Store, Online, Super/Hypermarket), And Segment Forecasts, 2019 – 2025」の主要な調査結果は次の通り。

スナックバーのグローバル市場調査
◆ 北米市場は2018年に世界のスナックバー市場を牽引した。同地域は、著名企業の強い存在により、予測年数を超えてもその支配力を維持するだろうと予測。

◆アジア太平洋地域(インドのような新興経済国)では健康志向の高まりとスナックバーの認知度が高まっているため、2019年から2025年にかけて最高の市場成長が期待されている。

◆ 業界は競争激化が予測される。主要企業は、ケロッグ、クエーカーオーツ、ネイチャーバレー、カインドバー、クリフバー、 Alpen And Jordan、Earnest Eats、Mars、Oriole Healthy Foods、Hain Celestial Groupなど。

注視されているアジア太平洋地域市場の洞察として、キャリアオプションとしてのスポーツの人気の高まりと、この地域における可処分所得と核家族の数の増加により市場が最も成長すると期待されている。ケロッグ、クエーカーオーツ、ネイチャーバレーなどの企業が市場で大きなシェアを占めているが、有望市場へ参入する企業も出てきているという。一例として、ロシアのBio Food Lab社は新興国で事業を拡大しており、予測期間中にアジア太平洋地域でのビジネス強化が予測される。

参考リンク
grandviewresearch.com

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