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毎日の食事と腸内細菌叢の関連は複雑

同じ食品を食べていても腸内細菌が安定することはないという観察結果が612日、「Cell Host & Microbe」オンラインに掲載された。

食事はヒトの腸内細菌叢の重要な決定要因だが、毎日の食品の選択と細菌叢の組成との複雑な関連は解明されていない。今回の研究は健康な34人の参加者に17日間にわたって食品記録をつけてもらい、毎日の糞便試料を取ってショットガンメタゲノム配列決定を実施した。その結果、腸内細菌叢の組成は日々の食事歴依存が高く、従来の栄養素プロファイルよりも食品の選択とより強く関連し、これらの関係は個人の違いが大きかった。食事代替飲料のみを摂取した2人の参加者からのデータは、単調な食事はヒトの腸内細菌叢の安定性を誘発せず、代わりに全体的な食事の多様性が安定性と関連することを示唆した。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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