みやた形成外科・皮膚クリニック、国内屈指の医療機器導入

最新商品

2013.08.29

編集部

みやた形成外科・皮膚クリニックは、事故で陥没した頬の骨や鼻の骨の変形、欠損などを修復する形成外科とニキビ肌や肌の表面にできた傷痕などを治療する美容皮膚科を専門領域とする個人クリニック。肌の煌めきや潤い、艶などの美容施術にも力を入れている。

同院の年間患者数は、約9,000人にのぼる。この内、首都圏以外の患者が約3割を占める。
「最近、遠方の患者が増えてきた。かつては特殊な治療を要する症例が多かったが、美容医療に関しても遠方から来院してくるようになった」(宮田院長)。また、個人クリニックでありながら医療機器の導入台数は、欧米やイスラエル、韓国製などのレーザー治療機や高周波治療機などを中心に36台を数え、国内屈指の導入台数を誇る。

宮田院長自らが海外を視察して医療機器を研究し、日本人の施術に合ったマシンの改良を行うなど「マシンのスペシャリスト」と評する専門医もいるほど医療機器に造詣が深い。
「当院は、新しい医療機器をできるだけ多く揃え、複数の選択肢を設けることで、よりきめ細かい治療に対応できるようにしている。これまでの知識と経験に基づいて機器を選択し、ニーズに合う治療を心がけている」(宮田院長)という。

 

マシン開発に造詣、化粧品を通販

みやた形成外科・皮膚クリニック 宮田成章院長に聞く

i宮田成章 ―マシンのスペシャリストとして医療機器の改良、手法を開発した代表的な事例から伺いたい

「現在、当院では、ダーマシャインと呼ぶ吸引機能付きの水光注射機器(注入器)を使って肌の透明感や質感、潤いのあるつやを作り出す施術を行っています。この注入器は、私が2012年秋に韓国を視察して導入を思い立ったもの。しかし、韓国では、施術後の出血痕が目立ちデリケートな施術結果を求める日本人に適応した手法を確立する必要があると判断。そこで、医療事業者などと一緒になって約半年間、薬剤の混合割合や刺入する針の深さ、施術テクニックなどの改良を行い、日本式のダーマシャイン水光注射機器を完成させ施術に採り入れました。当院では、注入手法を広く公開し、ダーマシャインによる水光注射のプロトコールとして多くのクリニックに提供しています。」

 ―日本式のダーマシャイン水光注射機器を使った施術の特徴は

「日本式ダーマシャイン水光注射は、今までのヒアルロン酸注射のように局所のボリュームアップやシワの充填などを目的としたものではありません。非架橋という硬さのないヒアルロン酸製剤を皮膚内に広範囲に投与し、ヒアルロン酸の生体内反応によって自己コラーゲンを増加させ、肌の張りや透明感を増していく手法です。それを基本として、さらには各種薬剤を混合し、個々の症状・希望に応じて行う施術です。現在は、各種ミネラルやビタミンなどに加え、幹細胞抽出物による細胞の活性化や多血小板血漿(PRP)による細胞の再生・皮膚質改善、ボツリヌストキシン(ボトックスビスタなど)によるリフト効果を得る手法へと発展しています。」

 ―顔のニキビ跡や傷跡の施術も専門領域の1つですがこの専門領域でも宮田院長が提案した医療機器が製品化されていると聞きます。どのような機器ですか

「ニキビ跡や傷跡、毛穴のレーザー治療に使う炭酸ガスフラクショナルレーザー機器『エコ2』は、私が提案し、メーカーが機能追加して開発した製品です。ニキビ跡や傷跡には現在、皮膚に微小な穴を開けて収縮させるフラクショナルレーザーなどを用いて施術しますが『エコ2』は、フラクショナルレーザーの進化版と言えます。」

 ―化粧品の通信販売にも乗り出していますね

「私が提唱するドクターコスメは、肌のバリア機能を作り酸化のダメージを抑えることを基本にしています。当院では、医師が処方した薬品を患者にお渡してきましたが新たに法的規制の範囲内で若干成分や濃度を変更し、基礎化粧品として通販を始めました。」

●宮田 成章 院長プロフィール
平成2年防衛医大卒、平成9年市立室蘭総合病院形成外科医長。平成16年5月みやた形成外科・皮膚クリニック開設。医学博士

参考リンク
みやた形成外科・皮膚クリニック

#

↑