DRシーラボ、7月期決算は通販の新規客減少で減収減益

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2013.09.10

編集部

ドクターシーラボは9月10日、2013年7月期連結決算を発表した。健康食品事業は「美禅食」の大型プロモーションが奏功し増収となったが、主力の化粧品事業が競争激化の影響で減収となり、売上高は前期比13.1%減の335億8200万円、営業利益は12.6%減の77億9200万円と減収減益で着地した。

同社は基幹商品のリニューアル、健康食品の強化により、既存顧客の継続購買と新規客の獲得を目指したが、広告宣伝の効率化に失敗。新規顧客は前期比で35万人も減少した。通販顧客も前期比で26.7%減少している。この新規客の取りこぼしが起因したため、通信販売での売上は10.7%減少した。加えて競争激化によりドラッグストアなどでの卸売販売も前期比23.9%減少、店舗販売も高単価商品が伸び悩み前期比23.9%の減少と厳しい状況が続いた。

一方、健康食品事業は「美禅食」「プラセンタEX」が好調に伸び、プロモーションにも注力したため前期比19.7%の増加となった。海外事業は香港、韓国が中国人観光客の影響で好調に推移し、前期比12.1%増となった。

今期の売上高は前期比108.3%増の368億円、営業利益は同110.7%増の84億円を見込む。既存ビジネスの成長回復を重要事項に掲げ、11月に投入する「アクアコラーゲンゲルエンリッチリフトEX」の拡販施策に努める。健康食品にも新商品を投入する。また、前期大きく落ち込んだ通販事業では、10月に新たにコンタクトセンターを稼働し、対顧客のサービス向上を図るほか、有名チェーン店を狙い、新たな販路拡大も目指す。

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