グローバル市場で抗ウイルス消毒ハンドクリームの製品開発が活発化?

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2020.07.31

国際部

世界で一般消費者向けの手のアルコール消毒剤の需要が伸びる中、新製品の開発が活発化しているようだ。手洗いと手指消毒剤の使用は、感染の発生を防ぐのに効果的だと言われているが、頻繁の消毒と手洗いは、乾燥やさらには皮膚に炎症をもたらす可能性があるので、保湿効果を重視した消毒ハンドクリームという新しい製品が市場に投入され始めた。

シンガポールのスキンケア会社Recherchéは、アルコールや過酷な化学物質を使用せず活性化銀ナノ粒子を採用して抗ウイルス性の革命的な2-in-1サニタイザー+ハンドクリームを開発した。 独自のスクリーニングテストではエンベロープウイルスに対して抗ウイルス効果があることが証明されたと発表した。エンベロープウイルスのファミリーには、コロナウイルス(COVID-19を引き起こすSARS-Cov2)、SARS(SARS-Cov)、MERS(MERS-CoV)、インフルエンザAが含まれるという。 消毒ハンドクリームは、公式サイト で50mL入りを28.80シンガポールドルで販売していく。

英国を拠点とする美容ブランドCreightonsは、消毒効果のあるハンドモイスチャライザーを開発したと発表した。新製品「 Pure Touch Moisturising Hand Cream」は、 細菌やウイルスへの99.9%の殺菌作用があり肌に保湿と栄養を与える製品。新製品のフォーミュラについては現在、特許を申請している。イギリス国内でドラッグストアチェーンを展開するブーツのオンラインサイトで100mL入りを2ポンドで発売。

コロナウイルスの大流行で、多くの美容ブランドが生産ラインを手指消毒剤の製造にシフトする中、インディー系スキンケアブランドはニッチ市場の開拓を始めている。

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