香料フィルメニッヒ、ジュネーブに実験工場と研究所とを新設
2020.10.1
国際部
スイスの大手香料メーカーのフィルメニッヒは、9月30日、ジュネーブに新しいバイオテクノロジーと天然原料の研究所と実験工場を備えた新しい施設を開設したと発表した。新設のプラントは香料とフレーバーの両方の新しい原料の基礎研究を促進することを目的としており、バイオテクノロジーまたは自然抽出による最も効率的で高品質の生産プロセスの開発を可能にする。自動化を促進するために最新のデジタルテクノロジーを駆使し、実験工場では単一のバッチ・プロセスを連続に行うよう移行して効率性を向上させ、原材料使用の削減を図る。
同社リサーチオペレーション担当上級副社長のSarah・Reisinger氏は、「複数のプロジェクトを同時に処理できるため、処方などのトライアルバッチの小規模生産も可能になる」と述べており、クライアントへより柔軟な製品開発を支援していく。