獨シムライズ、米センシエントからフレグランスおよびアロマケミカル事業を買収

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2020.12.1

国際部

ドイツの大手香料メーカーのシムライズは、11月23日、米香料メーカーのセンシエント・テクノロジー社(ウイスコンシン州)からフレグランスおよびアロマケミカル事業を買収すると発表した。買収額など詳細については明らかにされていない。2019会計年度ではセンシエントのフレグランス事業ユニットは約7700万ユーロの収益を生み出しているという。

今回の買収は、パーソナルケア製品やホームケア製品開発で需要が急増する天然成分および再生可能なフレグランス成分のポートフォリオを強化するのが目的。特にラテンアメリカにおける顧客基盤とプレゼンスを強化して、フレグランス成分とグリーンケミストリーにおけるリーダーシップの地位を強化する。

買収完了後、シムライズは、センシエントのフレグランスおよびアロマケミカルの研究開発能力と製造能力を、スペインのグラナダ研究施設に融合することを計画している。今後、3年間、グラナダ研究施設へ増資して、ヨーロッパ市場におけるフレグランスの研究開発と製造サイトを強化する。

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